 |
塩の湯温泉は2軒の宿しかない、小さな温泉です。塩原のメインストリートである国道400号線から少し入った場所にあるため、とても静かなところです。
明賀屋本館の名物はなんといっても昭和8年に建てられた和洋折衷の「太古館」と川岸にある露天風呂だと思います。 |
 |
内湯には20人くらいが浸かることのできるものと5〜6人が浸かることのできる、2つの湯船があり、赤みがかった緑色の湯があふれています。湯はちょっと熱め。露天風呂では身体を洗うことができないので、身体を洗うときは内湯を使うことになります。 |
 |
川岸の露天風呂へは、内湯の横にある扉を出て、長い階段を下りていきます。下り始めの階段は恐ろしいくらいに急で、湯船までなんと91段もあります。ようやくたどり着いた川岸の露天風呂は、以前使っていた宿泊用と思われる建物の下にあり、独特の雰囲気を醸し出しています。
露天風呂は鹿股川沿いにあり、手を伸ばせば、本当に届きそうな近さです。湯船は3つあり、一番奥には「岩の湯」と呼ばれる洞窟風のもの。その手前に「河原の湯」と呼ばれるコンクリートでできた湯船。その隣には「鹿の湯」と呼ばれる湯船があります。さらに、露天風呂の横には以前は内湯だったと思われる湯船もあります。
湯はもちろんかけ流し。一番奥の「岩の湯」が一番熱く、手前の「鹿の湯」がぬるくなっています。ぬるめの「鹿の湯」に浸かっていると、ゆったりと時が過ぎていくような気がしてきました。
|
 |
貸切の露天風呂も2つあり、風呂はフロントで鍵を借りて利用します。
2〜3人が浸かることができる湯船があるだけですが、川岸の露天風呂と違って高台にあるので、また違った景色を眺めながら湯を楽しむことができます。 |
 |
夕食は部屋でいただきます。ヤマメのお造り、鮎の塩焼き、那須牛の陶板焼きなど地のものを使った料理が並びました。どれもおいしく、残さずいただいてしまいました。
(04.6 会員No.0098) |